2022-09-29 11:30:00

炭水化物と血糖値

こんにちは。

フィヤージュジャズダンス&ヨガスクール インストラクターのANRIです🍎

昨日に引き続き「三大栄養素」の一つ「炭水化物」のお話です。

 

 「炭水化物」は「エネルギー源」として

私達の生命維持に大変重要な栄養素です。

 

種類は主に主食となる

お米、パン、麺類、芋類、果糖など。。

毎日毎食、食べない日はないのでは?というくらい

とても身近な「炭水化物」ですが、

それらの種類によって

消化・吸収の仕方、腹持ちの良さ、血糖値の上り方はさまざまです。

 

糖質制限やダイエット中の方は

”血糖値の上がり方”を意識されている方も多いと思いますが

「GI値」ってご存知でしょうか?

「炭水化物」を多く含む食品に対して、”血糖値の上がり方”を数値化したものです。

 

・GI値が高いもの:消化吸収が早く、急激に血糖値が上昇。 

・GI値が低いもの:消化吸収が遅く、血糖値は緩やかに上昇。

 

血糖値が上昇すると、

その血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンが分泌されます。

その働きにより糖分がエネルギー源として筋肉などへ送りこまれます。

これがまさに、生命維持のためのエネルギー源としての

「炭水化物」の重要な役割です。

 

そのため、過度のダイエット等で極端に糖質を制限することは

生きるために必要なエネルギーが作られなくなってしまうので大変危険です。

 

そこで意識したいのが「GI値」です。

GI値が高い食品は一気に血糖値が上がるため、瞬間的にエネルギー源を確保したいとき

運動直前の栄養補給等にはもってこいです。

しかし、糖分が多すぎてしまうと、「インスリン」は血中の糖分を脂肪に変換し

体内に溜め込む働きがあるため、太りやすいと言われています。

一般的に”糖分をとると太る”ととらえがちですが、”GI値が高い食品が太りやすい”のです。

 

GI値が低い食品は血糖値の上昇が緩やかなため

インスリンの分泌も少なく、余った糖分を脂肪に変換する働きも弱まります。

 

パンや白米、お餅などはGI値が高い食品で、

パスタや玄米のGI値は、それらの約半分と言われています。

 

 極端に「炭水化物」を摂らないのではなく、

タイミングやその方の体・ライフスタイルに合った方法で

GI値を意識した食事を選ぶことが大切です。

 

また、食物繊維や酢を一緒に摂取するとGI値を下げる働きがあるため、

エネルギー源は確保したいけれど血糖値の急上昇を抑えたいときは一緒に取り入れることがオススメです☺

 

その他、

血糖値は「ストレス」によって分泌される「コルチゾール」と呼ばれるホルモンによっても上昇します。

病気や怪我の回復のために血糖値を上げる働きとして

生命維持に不可欠なホルモンですが、

これが過剰すぎると血糖値が上昇しすぎて肥満の原因になったりもします。

 

ヨガの効果として

「ストレス」に対する体の習慣的な対処法が変わり

「コルチゾール」のようなストレスに反応するホルモンの分泌量が減少し

血液中の脂質や糖質の状態が安定すると言われています。

 

GI値を意識した食事とヨガで

上手に「炭水化物と血糖値」とお付き合いしていきましょう☺

 

ANRI